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Fort:ハラペコ砦(後編)-fallout3プレイ日記第六話

...2009/06/18 18:30...


foss23

 うん、住んじゃおう。

第6話『Fort:ハラペコ砦(後編)』






 そうと決めれば話は早い。
 ここは今日からハラペコ砦で、彼女の城に決定したのだ。

 さっそく住むと決めたら、ここを住み心地のいい場所にしたい。
 あまり寄りたくはないけれど、メガトンに向かおう。

 あそこならこの殺風景な部屋をどうにかできる程度の雑貨は手に入るはずだ。
 来た道をてくてく戻り、巨大ハエ一匹とアリ二匹を撃ち殺した程度で、たいした問題もなくメガトンに戻ってくる。

 これまで一度も足を踏み入れた事のなかったメガトンのクレーターサイド雑貨店へ。

foss24


 ここはモイラという女店主が仕切っている店で、
 聞くところではメガトンの中では一番品揃えがいいらしい。

「あなた、ボルトから出てきたって人でしょう? ボルトの話を聞かせてくれない?」

 退屈な所でした。
 でも、普通に暮らしていれば食料と水がちゃんともらえた、天国でした。

「なるほど。それでも地上に出てきたって事は、大きなことをするつもりなのね」
「……」

 監督官への怒りと、好奇心で軽はずみに飛び出してきた挙句、
 大望どころか日々を生きるだけで必死です。

「あなたのおかげで、興味深い話が聞けたわ。これもどこかに書けそうね」
「書く? 何を書くんですか?」

 たずねるとモイラの瞳は、「よくぞ聞いてくれました」と輝いた。

「本よ。私は本を書いているの。タイトルは『ウェイストランド・サバイバルガイド』、このウェイストランドを生き残るための指南書なの」
「それはすごいですね」

 素直に賞賛する。
 ボルトを出てきたばかりの時にそんな本があれば、もう少しスムーズに生きてくる事ができたかもしれない。

「でしょう! この本の価値を理解してくれる人がいて安心してるわ。それでね、この本を書き上げるために助手を探しているんだけど」
「どんな事をするんですか?」
「そうね、地雷を拾ってきてもらったり、放射能を浴びてきてもらったりしたいの」
「お断りします」
「即答!? まあ、確かにすこし危険なことは認めるわ。でも、これはサバイバルガイドに必要なことなのよ」
「でも危険を回避するための指南書を書くのに、わざわざ危険な目に遭いにいくって矛盾してますよね?」
「それは違うわ。危険を回避するのも重要だけれど、それでも回避できないものこそ真の危険なの。
 ウェイストランド・サバイバルガイドにはそういったどうしようもない状況に陥ったときに、
 生き残るヒントを与える書物にしたいのよ。これは人類に対する貢献になるのよ?」
「残念ながら私は私が生き残ることしか興味がありません。というわけでお皿とシーツが買いたいんですけど」

 サブクエスト、フラグ立たず。

 ぶーたれた挙句、お値段を二割り増しにしようとするモイラと競り合いつつ、こまかな雑貨を手に入れる。
 何よりも食器一式がうれしい。
 自分用のマグカップ、自分用のフォークとスプーン、自分用のお皿。

 新しい生活に必要なものをそろえ、砦に戻る。
 帰る場所があるのはいい。
 たとえそこがメガトンから二日の足であったとしても、キャラバンのルートからも外れた場所だとしても。

foss25


「……あれ?」

 メガトンから北上し、山を越えたあたりで違和感に気づく。
 ない? あの要塞が?

foss26


 すっかり跡形もなし。
 どうして、と呟くもどうしようもない。事実はひとつ、砦はない。

 荷物を放り出して嘆くはらぺこ娘。

 思えばここは場所が悪すぎた。
 河からは目立つ建物が丸見え。人里から離れたレイダーの頻発地域で、しかも近くにはレイダーの大拠点であるベセスダ廃墟まである。

 そんな所で、砦を守っていた罠を解除し、扉を開いて立ち去ったのだ。
 レイダーがやってきて全てを奪い尽くすのに半日と掛からなかっただろう。
 むしろそこに居合わせなかったことを幸運に思うしかない。

 家に置くために背負ってきた重たい荷物を背負い直し、肩を落としながら足早に立ち去る。
 嘆いて座り込む人間をいつまでも放っておいてくれるほどウェイストランドは甘くない。
 たとえ何を失っても、命がある限りは生き続けるしかないのだ。

 続く

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【補足】

 ひとつ幸運なことは、彼女はこの出来事の一番の原因が、
 彼女の崇めるハヴォック神のへそ曲がりであった事を知らずに済んだ事だろうか。


 オブリビオンからfallout3に引き継がれたハヴォック物理エンジンは非常にバグが多い事で知られている。
 このプレイも初期の予定では、このハラペコ砦を拠点にして各地の食料をごっそり溜め込む企画だったのだが、
 残念なことに何度やってもfort freewayに二度目に立ち寄ろうとするとマップ読み込みに失敗するので、泣く泣くMODを外す事にしたのだった。

 PC版でMODを使うときの心得は、ダメだった時には諦める事と、
「ハ=ヴォック様がヘソ曲げちゃ仕方ないな」と納得できる度量。

 しかしfort freewayは非常に素晴らしいマップなので、たとえ不安定でも一見の価値はある。
 こちらとは違う環境ならば上手く動いてくれるかもしれず、
 ぜひ試しに入れてみることをオススメしたい。

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